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誰もが知ってるようで実は知らないこと(1)

長く技術屋をやっていると知ってて当然と思われるようなことでも、実は知らないという人がいて驚くことが多々あります。今回はそのなかのひとつを書いちゃいます。

 

タップ穴の常識

誰もが知ってるようで知らないこと、タップ穴の下穴径は?、面取りの大きさは?何ミリの深さが必要?
おそらく、即答できる人は少ないはず。そんなの規格表を見たら判ると言い張る人もいるかもです。

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正確性は置くとしても、技術屋なら、だいたいの目安ぐらいの知識は必要です。

 

まずタップはネジの雌ネジを切る工具です、ドリルで下穴を明け、タップを使ってネジ立てをします。

 

 下穴径:ネジ径-ピッチ⇒より少し大きい0.5の倍数
面取りサイズ:ピッチ/2より少し大きい0.5の倍数
例①M12P1.75なら下穴は12-1.75=10.25⇒10.5,
面取りは1.75/2=0.875⇒C1
➁M10P1.5なら下穴は10-1.5=8.5  

面取りは1.5/2=0.75⇒C1

 

タップ穴の深さは、母材の材質によって異なります。

ボルトの締付け量の目安は母材が鋼材の場合は径の1.5倍、鋳物等の場合は径の2倍です。タップ深さはこの量に不完全部を含み1.2倍程度必要です。

 

注:タップの下穴径、番手等は企業事情によりマチマチです(不必要な加工工具等の保有保管が必要になるため、タップ径により規格化されています。)

 

 

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