3DCAD でモデリング 波形ばね座金(スパックワッシャー)
久々に「yahoo知恵袋」を見たのですが「波形ばね座金(スパックワッシャー)のモデリング教えてください」ってのがありましたので、今回はそのスパックワッシャーのモデリング法を紹介したいと思います、使用CADはSolidWorksです。
M8用として外形φ15,内径φ8.2板厚1.5のワッシャーをモデリングします。
[G-1] まず平面に、R7.5の半円をスケッチ1として、右側面に3点円弧でR19.5程度 (円弧高さ1.5で)スケッチ2を作成します。
[G-2]スケッチ1を使って両側に押出したサーフェースにスケッチ2を投影します。
[G-3]トリムサーフェースで投影線を境にサーフェースをカットします。
CATIAに較べSolidWorksはワイヤの扱いがちょっと足りず不便を感じます。
[G-4]円形パターンを使ってトリムカットしたサーフェースの対称側を作成します。
軸はサーフェース押出し時の「一時的な軸」を使います。
[G-5]3次元スケッチに入りトリムカットしたサーフェースのエッジを「エンティティ参照」を使って取り出します。
[G-6]フィルサーフェースを使って[G-5]で取り出したスケッチでサーフェースを作成します。
ここまでくれば、ほとんど完成ですね。
[G-7]サーフェースより上に作成した平面に内径、分割線のスケッチをかきます。
そのスケッチをサーフェースに投影し、サーフェース上にカーブを作成します。
[G-8]カーブを使ってトリムサーフェースします、ワッシャーの原型が出来ました。
[G-9]厚みサーフェースで暑さが両側で1.5mmでソリッド化します。
完成です。
スパックワッシャーは、波形形状ですので一般バネ座金に比べて弾性が強く、 緩み止め効果も大きいそうです。また一般バネ座金よりガタつきが小さく組み込みネジ使用した場合、首下のネジ部が安定し、繰返し使用 にも耐えるそうですので、これからのバネ座金の主流になるかもです。
*本モデリング法は何年か前に作成した資料からの抜粋ですので、内容的に古いかも知れませんし,もっと良い方法があるかも知れません。
そう感じた方には、あしからずです。
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